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大人の木育講座 第3回 開催のお知らせ -  2023.01.31 Tue

◆大人の木育講座 第3回
テーマ:なぜ、ウイスキー樽の素材にミズナラが使われるのか。
~林産試験場の研究者が、ウイスキー樽の不思議をわかりやすく解説~

〇講師:斎藤直人(北海道立総合研究機構 林産試験場 専門研究主幹)

〇開催日時:2023年3月2日(木)19:00~20:50

〇会場:札幌エルプラザ4階 中研修室
札幌市北区北8条西3丁目(JR札幌駅北口より徒歩3分)

講師の斎藤直人さんは、現在、ミズナラをはじめとする道産材を用いたウイスキー樽の研究に携わっておられます。ミズナラ材の樽で熟成されたウイスキーは、繊細で複雑な香りや味わいを醸し出すといわれています。今回の講座では、木材の成分や性質などを研究してきた化学者の視点から、ミズナラ樽の内部で起こっているウイスキーの熟成(機能・作用)について、研究成果をわかりやすくお話しくださいます。
実際に、樽によって生み出される香りは、どのようなものなのか。ミズナラ以外の道産材(カバやサクラなど)も含めて、会場で来場者の皆さんにも香りを感じていただきます。
「大人の木育講座」では、質疑応答時間をたっぷりとって、講師と来場の皆さまとの交流をはかります。どなたでもご参加いただけますので、どうぞお越しください。


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ミズナラ原木(厚岸)ウイスキー樽用


〇参加費:500円(学生と木育ファミリー会員は、無料)

○定員:50名 *定員になり次第、申込を締め切ります。

〇申込:参加ご希望の方は、下記メールアドレスよりお申し込みください。
その際、題名を「3/2講座申込」と標記し、メール文に、1) 氏名 2) 所属(職業)の記入をお願いいたします。 *学生と木育ファミリー会員の方は、その旨を必ずご記入ください。
family@mokuiku.net(木育ファミリー事務局)

〇講師プロフィール:斎藤直人(さいとう なおと)
北海道立総合研究機構 林産試験場 専門研究主幹。
1960年生まれ。企業や関係機関と連携しながら、森林資源を材料とした「ものづくり」と、その品質向上に必要となる「メカニズム解明」に携わる。その研究を基に、製品として実用化させた(トドマツ葉からの精油、流木の堆肥・緑化資材など)。現在、道産材を用いたウイスキー樽の実用化、道産材の建築材利用などの研究を進めている。
受賞歴:1993年、第7回日本木材学会奨励賞「リン酸化によるヒドロエステル化」、2020年、第22回日本木材学会技術賞「コアドライ」など多数。

〇主催:木育ファミリー

木育の種、咲かせた花~プロローグ -  2023.01.15 Sun

木育は、平成16年度に行われた、北海道と民間との協働プロジェクトの中で生まれた言葉だ。当時、食育という言葉が認定されてきたところで、林業振興と教育の観点から、木育という言葉とともに、新しい取組を始めようとしていた。プロジェクト会議の第1回目、初めましてのメンバーが一堂に会し、最初に事務局から説明されたのは、このような趣旨だったと記憶している。
「木育は新しい言葉です。木育が行政だけの取組にならないように、概念も取組も、ここにいる皆さんで、一から作り上げ、成長させていってください。木育という言葉に、皆さんで魂を込めてください。」

 このプロジェクトの議論から、今の木育につながる色々な意見が出た。
「木や森を身近に感じられなくなっている子どもたちに、もっと木に触れてもらいたい」
「でも、子ども向けの取組だけで終わらせず、大人も巻き込める全世代を対象とした取組にしていこう!」(子どもをはじめとするすべての人に)
「すでに各地で展開されている多様な活動を、木育の名前のもとに集ってもらい、膨らませていこう」(あれも木育、これも木育)
「受容から能動へ、個から人と人、社会とのつながりへ発展させていこう」(木とふれあい、木に学び、木と生きる)
こんなイメージが共有され、言葉や概念が培われていった。

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当時のメンバーは、木育という新しい種から、どんな花が咲いたらいいだろう、どんな実をつけてくれたら面白いだろうという感覚で、様々なアイデアをぶつけ合っていた。
その中には、夢物語として埋もれていったアイデアもたくさんあるけれど、木育が生まれてもうすぐ20年が経とうとする今、アイデアが時間を経て実現したものもある。
このエッセイでは、時間、きっかけ、人とのつながりによって、叶えられた夢、結実した思いをテーマにしていきたいと思う。そして、思いが形になる実体験が、これからの木育の取組への希望になることを願っている。

大人の木育講座 第2回 報告 -  2022.12.14 Wed

12月1日(月)、札幌エルプラザ環境研修室にて西川栄明さんの企画による「第2回大人の木育講座」を開催しました。

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今回の講師は、大橋義徳さん(北海道立総合研究機構 林産試験場 技術部 研究主幹)です。
当日の参加者は学生から森林や木材・木工関係、建築、行政と幅広い分野の顔ぶれで、また前回に続いての方々も多く見られました。講演のテーマは、「トドマツ、カラマツ、スギ。材質は、どこがどう違うのか。 ~林産試験場の研究者が、わかりやすく徹底解説~」です。

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大橋さんは林産試験場での実際の研究データをもとに、テーマを分けて多数の画像と詳しい説明でお話しをしてくださました。当日のスライド資料をご提供いただいたので、抜粋して報告します。

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最初は、近年の「木造ブーム」と「木材の特性」について・・・


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次に、「道内の木造建築」と「木造を支える木材」について


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「北海道の人工林資源と利用状況」から「道産材の材質」カラマツ、トドマツ、スギの特性について


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最後は「道産材の活用に向けた取り組み」として、実際に林産試験場での道産針葉樹材(トドマツ、カラマツなど)を用いた木質材料の製造技術・利用技術の開発など、特にCLTを主要テーマにした研究成果を見せてくださいました。


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質疑応答タイムでは、木材関係や研究者、学生さんからの質問にも丁寧に答えていただき、専門的で充実した内容の講座となりました。


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◆第3回大人の木育講座のお知らせ◆
2023年3月2日(木)19:00~20:50 札幌エルプラザ4階 中研修室
テーマ:なぜ、ウイスキー樽の素材にミズナラが使われるのか。
~林産試験場の研究者が、ウイスキー樽の不思議をわかりやすく解説~

大人の木育講座 第1回 報告 -  2022.11.14 Mon

10月31日(月)、札幌エルプラザ環境研修室にて西川栄明さんのコーディネートによる「大人の木育講座」を開催しました。
第1回の講師は、森林ジャーナリストの田中淳夫さん。
当日の参加者は40名余りで、高校生から森林や生物学専攻の大学生、木育マイスターや森林、林業、建築、行政の方々と幅広い顔ぶれでした。
講演のテーマは、「北欧の森にムーミンはいるか? ~フィンランドの森林と林業の虚実~」です。

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(田中さんのスライド資料より)

最初に「フィンランド林業は勝ち組?」との問いかけがあり、日本におけるフィンランド林業に対する田中さんからの問題意識が提示されました。
その後、田中さんが監訳を担当され8月に出版された話題の書『フィンランド 虚構の森』(アンッシ・ヨキランタなど、新泉社)についてのお話に続きます。同書はフィンランドの森林や林業の実態を紹介したノンフィクション作品で数年前にフィンランドでベストセラーとなり、日本人が思い描くフィンランドの森林とは異なる現状が赤裸々に記されています。

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従来のフィンランドの森や自然のイメージとは異なる状況について、具体的な写真を見ながらのお話しには強い説得力がありました。

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次に、田中さんが森林ジャーナリストの視点から日本の林業の現状と問題点、さらなる課題などについてお話しされました。その中には日本の林業政策のこれからを示唆する大切な視点が含まれていたように思います。

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最後に、森のようちえん全国大会の取材を通して感じた、木育の可能性にも触れ、幼児期から林業への関心を育むことに期待を持っているとのことでした。
質疑応答タイムでは、林業関係や研究者、学生さんから活発な質問や意見が出て、予定時間をオーバーするほどでした。

◇大人の木育講座 第2回 開催のお知らせ -  2022.11.04 Fri

◆大人の木育講座 第2回
テーマ:トドマツ、カラマツ、スギ。材質は、どこがどう違うのか。
~林産試験場の研究者が、わかりやすく徹底解説~

〇講師:大橋義徳(北海道立総合研究機構 林産試験場 技術部 研究主幹)
〇日時:2022年12月1日(木)19:00~20:50
〇会場:札幌エルプラザ2階 環境研修室
札幌市北区北8条西3丁目(JR札幌駅北口より徒歩3分)

今回の講師は、北海道総研・林産試験場研究主幹の大橋義徳さん。
長年にわたって、道産トドマツやカラマツなどの針葉樹の特性や利用技術の研究に携わってこられました。
大橋さんに、トドマツ、カラマツ、スギの材質の違いについて、わかりやすく徹底解説していただきます。

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上から、トドマツ、カラマツ、スギ

それぞれの材質の特徴、長所、短所。なぜ、同じ針葉樹なのに材質に違いが出るのか。
どのような用途に適しているのか。最近注目されているCLT(直交集成板)には、どの材が向いているのか。
木に興味のある方、これから住宅を建てる予定のある方、建築家、インテリアデザイナー、木育マイスターなど、さまざまな分野の方々にご参加いただければ幸いです。
木に関する仕事に携わっている方(木材会社、住宅メーカー、木工関係者など)、自治体の林務関係者などの皆さんには、日ごろの仕事で感覚的に把握されていることを、この講座で改めてご確認いただければと存じます。
「大人の木育講座」では、質疑応答時間をたっぷりとって、講師と来場の皆さまとの交流をはかります。
どなたでもご参加いただけますので、どうぞお越しください。

〇参加費:500円(学生と木育ファミリー会員は、無料)
○定員:50名 *定員になり次第、申込を締め切ります。
〇主催:木育ファミリー
〇申込:参加ご希望の方は、下記メールアドレスよりお申し込みください。
その際、題名を「12/1講座申込」と標記し、メール文に、1) 氏名 2) 所属(職業)の記入をお願いいたします。 *学生と木育ファミリー会員の方は、その旨を必ずご記入ください。
family@mokuiku.net(木育ファミリー事務局)

〇講師プロフィール:大橋義徳(おおはし よしのり)
北海道立総合研究機構 林産試験場 技術部研究主幹。
1969年生まれ。道産針葉樹材(トドマツ、カラマツなど)を用いた木質材料の製造技術・利用技術の開発などの研究に取り組んでいる。近年はCLTを主要テーマにして研究。
2010年、日本木材学会技術賞(国産材を用いた木質I形梁の製造技術・評価手法・利用技術の開発)。2014年、北海道科学技術奨励賞(北海道産人工林材の利用拡大に向けた高性能な木質構造材料の開発及び実用化)。

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