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2021年度木育ファミリーの活動について -  2021.06.16 Wed

木育ファミリー会員のみなさまへ

総会&木育カフェを例年6月に開催しておりますが、新型コロナウイルスの感染状況を鑑み、昨年に続いて今年もメールもしくは書面での開催とさせていただくこととなりました。
会員の皆さまとお会いできる貴重な機会でもある総会を、このような形で行うのは大変残念ですが、ご理解いただけたらと思います。
総会資料などについては、後日お送りさせていただきますので、決議についてご協力いただきますよう、よろしくお願いいたします。

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また、今年10月には第44回全国育樹祭が開催されます。木育ファミリーは10月10日に札幌で行われる式典行事の「おもてなし広場」に実演・展示で参加を予定しています。開催テーマ「木育」の楽しさがが来場者に伝わるよう、感染対策に留意しながら実施したいと思っています。
自粛が長くなり何かと不自由な状況が続いておりますが、どうぞ皆さまご自愛ください。

むかわ木育の学校のこと -  2021.06.14 Mon

木育ファミリーの拠点である「むかわ木育の学校」。これまで多くの方々と交流を深めたこの学校ですが、コロナ禍の影響でここでの活動がすっかり途絶えてしまっています。コロナ禍の収束の姿は未だに見えてきませんが、活動再開に向けて準備していきたいものです。

私がこの学校と関わりを持ったのは、2012年の総会から。ちょうど木育ファミリーがグリーンウッドワーク(GWW)の活動を始めた時期と重なります。自分が木育に対してどのように取り組んでいこうか、糸鋸を使った木工を中心に活動していたものの木育とはちょっと違うかなと思っていた頃にこの学校でGWWと出会いました。そして、その年にGWWの用具の組み立ての手伝いをしたことをきっかけに、「北のグリーンウッドワーク・スキルアップ研修」への参加、また削り馬を使った各種イベントでの手伝い、さらには自作で削り馬を制作し出展しながら木育の普及にあたってきたところです。

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自作の削り馬

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ツリー作り

しかしながら、GWWを取り入れながら木育の普及にあたっている人はまだ多いとはいえず、木育マイスター育成研修でもGWWが講義の中に取組まれていますが、木育マイスターでも実践されている方は少ないと感じています。これは、自前の用具を持っていないことや材料が手に入れられないことなどが積極的な取組の妨げになっていると思われます。
これまでのイベント出展等で私自身が感じたことは、子どもたちが作るものに関係なく削り馬を使って木を削っている時の体験こそが木とのふれあいの入口ではないかと。この取り組みはもっと広げていかなければならないと。

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削り馬体験

私が「木育」のあり方を学んだ場所で、今度は皆さんに同じような気持ちになって欲しい、言わば恩返しをしていかなければならないと考えています。
今、むかわ木育の学校には、GWWを実践していただける道具が備わっており、使えなくなってしまっていたストーブも町のご好意で新しいものに替えていただき、年中この教室を利用することも可能になりました。

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足踏みロクロ

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木育ファミリー教室

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新しいストーブ

コロナ禍で先の見えない状況は続きそうですが、私としてはこの学校を拠点としてGWWを活用しながら、木育の普及のための勉強会などを開催しますので、是非ご参加ください。



◆木育ファミリー代表運営委員 齊藤 文美

お話の木(その5) それは何の木? -  2021.05.16 Sun

ある時、園芸用品のカタログをみていたら、『ジャックと豆の木』というのを見つけた。
ジャックと豆の木といえば、ディズニーアニメだろう。空を突いて伸びる豆の木をミッキーがぐいぐい登っていくあの高揚感がたまらない。
しかし実際、そんなことは可能だろうか。いつもお世話になっているもぎ取り農園で馴染みの豆は、農園のおばさんが立てたがっしりしたポールに支えられてフラフラと伸びている。到底登ってみる気にはならない。あたりまえか。
くだんの豆の木とはどんなものかというと、オーストラリアにあるらしい。熱帯植物、常緑樹でオレンジ色の花の後に莢菓をつけ、中にはゴルフボール大の実が5つほど成る。15メートルくらいに育つというから、雲の上は無理としても、木登りするには充分だろう。クラックビーンというそうだ。

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私が子供で、ウオルトディズニーが今とはちょっと違った映画を作っていた頃、私はディズニーアニメのトリコだった。『ファンタジア』も素晴らしい。美しい楽曲にのせて様々な場面が進行していく。

エドワードエルガーの『威風堂々』にのせて展開されるのは、聖書物語ノアの方舟だ。降りしきる雨の中、荒波に翻弄されながらも聖人ノアと動物たちを乗せた船は力強く進んでいく。
ところで、そう古くもない話、今から十数年ほど前、トルコのアララト山で方舟らしい遺跡が見つかったという報告がなされた。標高5137mの成層火山で、積雪と堆積物に埋もれていた木製の建造物は、幾つかの部屋をもつ構造。材質は糸杉で瀝青といわれる天然のアスファルトで防水されていたそうだ。もっとも、方舟の遺跡発見噺は「方舟を探しに行って手ぶらで帰ってきたものはいない」と揶揄されるように眉に唾して聞くほうが良いかも知れないが。
ノアの方舟にもう一つ登場する有名な木は、洪水が引いてノアが方舟から放ったハトが咥えてきたオリーブの枝。だからオリーブの木言葉は『希望』。ヨーロッパには、「オリーブの木には精霊が宿る」という諺がある。灰色がかった緑色の肉厚の細長い葉を持ち、実に美しい木だ。オリンピックで勝者が戴く月桂冠は実はこの木の枝で編まれるのだそうだ。

木や木で作られたものが重要なファクターになっているお話は至る所で見つけられる。
ピノキオは言葉を話す木で作られた人形だし、ナルニア国物語でルーシーがナルニアにトリップするのは、古い木の衣裳箪笥からだった。日本の昔話にも猿蟹合戦や花咲じじいなど枚挙にいとまがない。人と木とはそうやって互いに近しく心を通じあい、命の物語を紡いでいくのだろう。昔も今も。



◆木育マイスター/ようてい木育倶楽部 齊藤 香里

アンリー・ルソーの夢とサスティナブルな森 -  2021.04.14 Wed

今回のエッセイは、一般財団法人 北海道建築指導センターの季刊誌「センターレポート」に連載している私のコラム「アートな視点」からです。毎回、一点のアート作品と今日的話題を結び付けて書いています。2016年秋号のテーマは「夢みる」、建築関係の人に木育のことを広く知って欲しくて紹介しました。
・センターレボートURL https://www.hokkaido-ksc.or.jp/index.php?id=98

ルソー「夢」s
アンリー・ルソー「夢」1910年 ニューヨーク近代美術館

満月の薄明かりの下で、女は裸で横たわり、ハスの花の咲く青々としたジャングルの動物たちをじっと見つめている。アンリー・ルソー最晩年の傑作「夢」である。森と木についてアートな視点から眺めたくなりこの一枚を選んでみた。彼の作品には熱帯の密林を舞台にしたものが多いが、じつは南国など一度も訪れたことはなく、想像力で描いたもの。その森は幻想的で見るたびに新鮮だ。50歳代で画家となったルソーは、パリの画壇では税関吏あがりの日曜画家と相手にされなかった。この不思議な絵は、原田マハの小説「楽園のカンヴァス」の中でさらに謎めいた奥行きが与えられている。

森とアートの関係を考えるきっかけは、今夏、札幌芸術の森30周年記念「フランスの風景 樹をめぐる物語」を見たからだ。その案内に、「樹木はいつの時代も人に寄り添い、その場で動かずに四季の移ろいを伝え、時の流れを共に見続ける人間の伴侶だった」と書かれていた。バルビゾン派から新印象派まで、画家たちが描いた樹木を通して、美しい森を訪ねたような展覧会であった。森がいかに多くの名画を生んできたかを実感した。でもルソーのように超現実的な森を描く画家は見られなかった。
太古より人間は森に住み、森の恵みを糧に暮らしていた。のちに森を離れて文明を築くようになってからも、人間は森という故郷に「楽園」の思い出を重ね、ノスタルジアを抱きつづけてきた。言うまでもなく森や木は人間の生存にとって、欠くことのできない存在である。縄文文明を1万年以上も支え続けたのも森の恵みであった。

「木育」という北海道発の活動がある。「木とふれあい、木に学び、木と生きる」という理念で、森や木と共生する取り組みである。十年ほど前に始まったこの「木育」活動は、林野庁をはじめ今や全国で展開されつつある。木育は、五感とひびきあう感性、共感できる心、地域の個性を生かした木の文化、人と自然が共存できる社会を目指す。そして木育は「心の森づくり」だという。
森林破壊や地球温暖化など環境問題は、科学的なアプローチや研究が必要だ。が、未来への持続可能な夢がなければ、それを実現する社会は生まれないだろう。昔は人の心の糧として森の妖精や魔物や寓話があり、それが森への夢や畏敬の念につながっていた。自然を科学する前に、森の力と豊かさを五感で感じ、一本の木を大切に守るために、人が自然の一部として何ができるか考えたい。
「森と生きる夢をみよう、想像力豊かで持続可能な森の夢をみよう」。
ルソー作「夢」は、そんな夢の描き方を教えてくれる一枚だ。



◆建築家 下村 憲一

会員数と賛助会員紹介 -  2021.04.01 Thu

現在の木育ファミリー会員数(2021年4月1日現在)

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● 個人会員  63名

● 賛助会員(入会順)


□ 北海道むかわ町
 2006年3月27日に穂別町・鵡川町が合併して、新町「むかわ町」が誕生しました。町のキャッチフレーズは「人と自然が輝く清流と健康のまち」特産はシシャモ。北の日高山脈と南の太平洋をつなぐ屈指の清流「鵡川」が縦走する自然に恵まれた環境で、穂別地区を拠点に特色ある木育活動に取り組んでいます。

□ 認定こども園どんぐり
 「認定こども園どんぐり」は、木育・食育・自然教育を保育コンセプト賭する保育・教育施設。地域の様々な保護者様の要望にあわせた、柔軟で自由度の高い保育と子育て支援事業を進めています。

□ 株式会社ひぐち木材
 福岡市にある木材店。店主でありレーザー加工技術員、はたまた木工マン(スーパー初心者レベル級)が贈りだす、木のこと、レーザー加工のこと、工具レポなどの日々の徒然をご紹介しています。

□ 剪定屋空
 三重県菰野町の剪定伐採専門店です。四日市市、鈴鹿市、桑名市、亀山市、津市周辺で庭木の剪定・伐採など樹木に関するお悩み事をお客様と庭木達に合ったご提案で解消します。

□ NPO法人大雪山自然学校
 北海道東川町で人と自然が共生する持続可能で豊かな暮らし”をビジョンに、エコツアー・子どもの自然体験活動、講師派遣などプログラムの主催・企画・運営を行っています。また、受託事業として、旭岳・天人峡地区での環境保全対策事業など、東川町や旭川市周辺で活動している団体です。

□ 株式会社トイント
 株式会社トイントは、2015年に設立したインターネット広告企画、制作、運営を営んでいる京都の会社です。必要な情報が必要な人へ届くようなお手伝いができればと考えています。

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