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道民森づくりの集い2023報告 -  2023.11.13 Mon

10月22日にサッポロさとらんど にて「道民森づくりの集い2023」が開催され、木育ファミリーは展示、物品販売で参加しました。

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当日は交流館とセンターの二箇所の会場に分かれ、昨年オープンした『食育✕木育』キッズコーナーがある、さとらんどセンターの一階では、木育マイスターによるワークショップも行われました。
木育ファミリーからも会員が木育マイスターブースに出展、ワークショップの“木のツリーづくり「森の中の私のお家」”では、参加してくれた子供達みんなが真剣に取り組み、出来上がった作品を笑顔で持ち帰っていたとのことでした。

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さとらんど交流館では19団体が参加して、展示、販売、体験などでにぎわいました。
木育ファミリーのブースでは、木育グッズやパネルの展示、感触や見た感じで選んだ木のたまごで木育占いを楽しんでもらったり、狭いブースの中でちょっと無理やり木育クリケットも設置。

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販売品は「木のたまご」、会員が製作した「ブンブンごま」や「木のお家」など。中でもブンブンごまは、今年も子どもたちに好評で、皆さん購入したその場で作り方を教わりながら組み立てて楽しく遊んだり、中には材料があるからお家で作ると言って写真を撮って帰った頼もしいお母さんもいました。

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当日は、寒空の下「道民ひとり1本植樹・育樹運動」キックオフイベントも開催され、鈴木知事も来ていました。

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会場に来てくださったみなさんが、木育を通して何かしら体感してくれていたらいいですね。

あれも木育、これも木育!


木育ファミリー総会2023 報告 -  2023.07.11 Tue

去る6月17日に木育ファミリーの活動拠点であるむかわ町穂別の「むかわ木育の学校」で、2023年度木育ファミリー総会が開催されました。午前10時半からの総会の前には、むかわ町穂別総合支所長からのご挨拶をいただき、その後、前年度活動報告と会計報告が承認にされ、今後の木育ファミリーのあり方について話し合いました。

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来年2024年には木育誕生から20年の節目を迎えます。
木育活動が二十歳を迎えるにあたり、木育ファミリーとしても、これまでの活動の成果と今後のあり方について運営委員会で協議を重ねてまいりました。
その結果、20周年記念事業「二十歳の木育」を機に、木育ファミリーの組織を見直し、次の世代へ移行することを今回の総会議案として提案しました。
今年の運営委員の改選にあわせて新体制への移行までの期間は、年会費の徴収をなくし、新しく立候補した運営委員による合議制で木育ファミリーを見直す機会とすることになりました。

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総会後は、教室内で「足踏みロクロ」体験をしました。久しぶりのグリーンウッドワークなので、道具の整備も不十分でしたが、なんとか生木を丸い棒状に削るだけでも楽しい時間を過ごす事ができました。
むかわ町職員の方と一緒にロクロを踏み、カフェ・タイムできたのが良かったです。

2023年度木育ファミリー役員名簿(五十音順.敬称略)
〇運営委員
 石谷 成規(共游の森)
 熊尾 美香(北海道水産林務部)
 酒井 なおみ(どさんこミュゼ株式会社) 
 西川 栄明(編集者)
 根井 三貴(北海道水産林務部)
萩原 寛暢(てしかが自然学校)
 濱田 智子(株式会社 森林環境リアライズ)
〇顧問
 煙山 泰子(KEM工房)
〇監事
 種市 利彦(株式会社 森林環境リアライズ)
〇特別名誉会員(故人)
 辻井 達一、堀尾 時司


大人の木育講座 第3回 報告 -  2023.03.13 Mon

3月2日(木)、札幌エルプラザ中研修室にて西川栄明さんの企画による「第3回大人の木育講座」を開催しました。

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講師の斎藤直人さん(北海道立総合研究機構 林産試験場 専門研究主幹)は、現在、ミズナラをはじめとする道産材を用いたウイスキー樽の研究に携わっておられます。
講演のテーマは、「なぜ、ウイスキー樽の素材にミズナラが使われるのか~林産試験場の研究者が、ウイスキー樽の不思議をわかりやすく解説~」です。
今回の参加者は、木工や木材関係を中心に幅広い分野より定員50名近くにお集まりいただきました。木材の専門知識にたいする関心の高さでしょうか、連続参加のかたも多いようでした。

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ミズナラ材の樽で熟成されたウイスキーは、繊細で複雑な香りや味わいを醸し出すといわれています。
斎藤さんのお話しは「木材の研究者が解説するウイスキー樽の不思議」と題して、北海道の森林資源にはじまり、次に木材の性状についての基礎的知識からウイスキー樽の機能へとすすみます。

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斎藤さんのスライド資料より

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同じナラ材の樽でも、アメリカのバーボン・ウイスキーに使われるホワイトオークと、イギリスのミズナラでは、道管の大きさと成分が違うので熟成する際の条件が変わることなど。木材の成分や性質などを研究してきた化学者の視点から、樽の内部で起こっているウイスキーの熟成(機能・作用)について説明がありました。

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次に各種の香り成分については、研究の成果品である18種類の香り成分を付箋紙に浸けて、各自に渡してくださいました。よく嗅いだことのあるトドマツやラベンダーにはじまり、木材由来の香り、煙由来の香り、発酵・貯蔵由来の香りと続き、ミズナラ、サクラ、カラマツなど新たな樽材の可能性まで・・・各自が調香師のように次々と体験しました。

最後には、ジャパニーズ・ウイスキーを国産ミズナラ樽で作ることの現状について。
・樽用ミズナラには樹齢150〜200年(末口40センチ以上)の原木が必要
・パルプ用材でも良いが、歩止まりは悪い(20%以下)
・ミズナラ樽の需要は高いものの、唯一の国内工場でも年間数十樽の制作
・大手メーカーは自社で樽加工できるが、地域の蒸溜所には技術職人が不在で補修困難
・樽作りには、施設と設備が必要
これらの点で、なかなか道は険しいと感じました。しかし北海道のミズナラ樽を使ったウイスキーは貯蔵30年を過ぎると、メロンやチョコレートのようなとても良い香り(酢酸フェネチルエチル)が出るそうです。
お酒は飲めませんでしたが、たくさんの香りに包まれた夢見心地の講座でした。

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これで、連続3回の「大人の木育講座」が無事終了しました。厳寒期にもかかわらず、道内各地から皆さんご参加いただきありがとうございました。各講師の方々にも貴重な機会をつくっていただいたことに感謝しています。



大人の木育講座 第2回 報告 -  2022.12.14 Wed

12月1日(月)、札幌エルプラザ環境研修室にて西川栄明さんの企画による「第2回大人の木育講座」を開催しました。

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今回の講師は、大橋義徳さん(北海道立総合研究機構 林産試験場 技術部 研究主幹)です。
当日の参加者は学生から森林や木材・木工関係、建築、行政と幅広い分野の顔ぶれで、また前回に続いての方々も多く見られました。講演のテーマは、「トドマツ、カラマツ、スギ。材質は、どこがどう違うのか。 ~林産試験場の研究者が、わかりやすく徹底解説~」です。

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大橋さんは林産試験場での実際の研究データをもとに、テーマを分けて多数の画像と詳しい説明でお話しをしてくださました。当日のスライド資料をご提供いただいたので、抜粋して報告します。

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最初は、近年の「木造ブーム」と「木材の特性」について・・・


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次に、「道内の木造建築」と「木造を支える木材」について


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「北海道の人工林資源と利用状況」から「道産材の材質」カラマツ、トドマツ、スギの特性について


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最後は「道産材の活用に向けた取り組み」として、実際に林産試験場での道産針葉樹材(トドマツ、カラマツなど)を用いた木質材料の製造技術・利用技術の開発など、特にCLTを主要テーマにした研究成果を見せてくださいました。


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質疑応答タイムでは、木材関係や研究者、学生さんからの質問にも丁寧に答えていただき、専門的で充実した内容の講座となりました。


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◆第3回大人の木育講座のお知らせ◆
2023年3月2日(木)19:00~20:50 札幌エルプラザ4階 中研修室
テーマ:なぜ、ウイスキー樽の素材にミズナラが使われるのか。
~林産試験場の研究者が、ウイスキー樽の不思議をわかりやすく解説~

大人の木育講座 第1回 報告 -  2022.11.14 Mon

10月31日(月)、札幌エルプラザ環境研修室にて西川栄明さんのコーディネートによる「大人の木育講座」を開催しました。
第1回の講師は、森林ジャーナリストの田中淳夫さん。
当日の参加者は40名余りで、高校生から森林や生物学専攻の大学生、木育マイスターや森林、林業、建築、行政の方々と幅広い顔ぶれでした。
講演のテーマは、「北欧の森にムーミンはいるか? ~フィンランドの森林と林業の虚実~」です。

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(田中さんのスライド資料より)

最初に「フィンランド林業は勝ち組?」との問いかけがあり、日本におけるフィンランド林業に対する田中さんからの問題意識が提示されました。
その後、田中さんが監訳を担当され8月に出版された話題の書『フィンランド 虚構の森』(アンッシ・ヨキランタなど、新泉社)についてのお話に続きます。同書はフィンランドの森林や林業の実態を紹介したノンフィクション作品で数年前にフィンランドでベストセラーとなり、日本人が思い描くフィンランドの森林とは異なる現状が赤裸々に記されています。

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従来のフィンランドの森や自然のイメージとは異なる状況について、具体的な写真を見ながらのお話しには強い説得力がありました。

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次に、田中さんが森林ジャーナリストの視点から日本の林業の現状と問題点、さらなる課題などについてお話しされました。その中には日本の林業政策のこれからを示唆する大切な視点が含まれていたように思います。

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最後に、森のようちえん全国大会の取材を通して感じた、木育の可能性にも触れ、幼児期から林業への関心を育むことに期待を持っているとのことでした。
質疑応答タイムでは、林業関係や研究者、学生さんから活発な質問や意見が出て、予定時間をオーバーするほどでした。

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