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花の名前 -  2021.01.19 Tue

根井さんのもくいく育児日記46

通勤が車ではなくなって、毎日保育園まで娘と並んで歩く時間ができた。そこでよく聞かれるのが「このお花の名前なんていうの?」
街路樹がトチノキとイチョウなのはわかる。職業柄、かろうじてわかる。ただ、その下にある花となると、チューリップとアジサイくらいはいいが、名前を知らない花がいっぱいだった。
娘が花に興味があるならと、今年お父さんが植物図鑑を買ってきた。

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すると「サツキかなー?アヤメかなー?」なんて適当にいってた花が、ジャーマンアイリスという花であることが分かった。アイリスがいなくなってから、ずんずん背を伸ばして「このお花と娘、どっちが大きい?」と背比べしていたのはタチアオイ。空き地にアカツメクサがびっしり生えた時には、取ってはちゅーちゅー蜜を吸っていたけれど、名前を覚える気はあまり無いようで、いつまでも「蜜の花」と呼んでいた。
でも娘が興味を示さなければ、改めて調べることをしなかったかもしれない花の名前。私とは違う興味を持つ子どもの存在が、まだまだ知らないことだらけの私に、ちょっとだけ勉強させてくれる。今はすっかり雪景色となったが、また来年、新しい花の名前を調べようか。



◆水産林務部森林計画課 根井三貴

オンコの実食べちゃいました -  2020.12.15 Tue

根井さんのもくいく育児日記45

保育園の先生から「今日じつは…」と報告を受ける時がある。「お外遊びの時間にトゲに触って、引っかき傷ができてしまいました。」「お友達とぶつかってタンコブを作ってしまいました。」そして「保育園がちゃんと見ていなければいけなかったのにすみません」と謝られる。怪我をしてくればどうしたのかなと思うし、心配でもあるけれど、幼児がわちゃわちゃと集団生活をしていたら、多少は怪我の一つもこさえてくるだろうと思っているので、先生に謝られると、保育園の先生も大変だなと思う。

20201210オンコの実350

とある日のお迎えで、「今日実は、公園のオンコの実を食べちゃったんです。大丈夫だとは思いますが、ご報告しておいた方がいいと思いまして。」そう聞いて、なるほど、保育園では決まった給食、決まったおやつのみを食べて帰ってくるはずなのに、お散歩でオンコの実をパクっとしちゃうこともイレギュラーなんだな、と気づかされた。当の娘は「ちゃんと種は出したよ」とケロリ。私も「うちでオンコの実は食べられるよと教えていました。大丈夫です。」と返した。
ふと考えてみると、逆の立場で木育プログラムの提供者として子どもたちに接する時、オンコの実を食べて、万が一調子が悪くなる子がいるかもしれない、怪我をする子がいるかもしれない。その可能性を理解しながら、子どもに森の恵み、楽しさを自由に楽しんでほしいというのは、ものすごくバランスが必要だ。最低限の見守り、でも何かあった時には助けてあげられること、色々なバランスを考えながら、体験プログラムは提供されています。 



水産林務部森林計画課 根井三貴

餅つきの文化 -  2020.02.16 Sun

根井さんのもくいく育児日記44

娘の保育園では、日本の文化、風習を大事にしていて、日常の遊びにわらべ歌を取り入れたりしている。その中でも、大切にしている年中行事が12月に行う餅つきだ。

202002もち

この日は、保育園に親が招待されて、年長さんがハッピを着て餅つき囃子を披露する。「大杵」、「小杵」、「合取り(杵でつく間に餅の方向を変える合いの手役)」、「歌」に分かれて、大きな臼の回りで6才児が踊りを見せてくれた後は、先生方による本番。実際に餅米を入れて、餅つき囃子にのせて餅をつき、最後はみんなにお雑煮でふるまってくれる。
ハッピを着て餅つき囃子を踊る年長さんや、普段と違う先生方の姿は、下の子たちには憧れらしく、きらきらした目で餅つきを見学した後、「来年は私が合取りをやるんだ!」と決意表明をしていたりする。
餅つきは昔はもっと身近な存在で、収穫の感謝、大漁のお祝い、子どもの誕生日などにも行われていたそうだ。多くの家に杵と臼があって、炊き立ての餅米がおもちに変わっていく様子を、子どもたちはやっぱりきらきらした様子で見ていたに違いない。
今は、お正月くらいしかおもちを口にする機会が少なく、餅も既製品を買ってしまうけれど、餅つきを子どものときに体験できたことは、食育と木育、日本の文化を次世代につなげていくために大事な思い出になっていくように思う。


◆ 石狩振興局/木育ファミリー運営委員 根井三貴

北海道社会貢献賞の受賞報告 -  2019.12.18 Wed

北海道社会貢献賞の受賞報告

このたび木育ファミリーの顧問である煙山泰子さんが、北海道社会貢献賞(森を守り緑に親しむ功労者)を受賞されました。
この賞は、永年にわたり緑化や森林環境教育の推進および森林の保全など北海道の森林づくりに尽力された功績に贈られるものです。

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木育が誕生して15年。「木育」という言葉が全国的に広がる中、当初から関わっていただいた煙山さんが受賞されたことは非常に光栄なことと思います。15年という歴史は長いようで、まだまだ浅い歴史ではありますが、北海道森林づくり条例に木育の推進が加えられ、木育の位置付けが明確にされた貢献は皆様ご承知のことは思いますが、非常に大きなものと認識しております。
12月17日(火)ホテル札幌ガーデンパレスで行われた今年度の授賞式では、森を守り緑に親しむ功労者(6団体、2個人)の一人として、土屋副知事より表彰状と副賞を受け取られました。

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これを機に「木育」がさらに広く道民運動としてしっかり根付いてくれることを願っています。皆様方におかれましても益々ご活躍いただきますようお願いいたします。

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〜煙山泰子さんからのメッセージ〜
このたびの受賞は、若い頃より続けてきた木工デザインの仕事を通して木に育まれてきた私が、木育の誕生に立会い、共に歩んできたことでいただいたものです。
言いかえれば「北海道の木育」が社会に認められ、その活動に関わってきた皆さんにエールが送られたものと思っています。これからも地域に根差した個性ある木育が「豊かな心の森づくり」として広がってゆくことを願っています。ありがとうございました!


「森の輪(わっこ)」プロジェクト -  2019.11.20 Wed

『森の輪(wakko)プロジェクト』のご紹介

木育は、つながりのキーワード。 
今年から始まった「すくすく十勝応援プロジェクト『森の輪(wakko)』の活動を通して、まさに木育の「つながり」が広がっていくのを実感しています。
今年の4月、札幌(道庁森林活用課)から十勝(森林室)に転勤した私は、帯広大谷短期大学で学生達に指導する傍ら、木工アーティストとして木製品の開発等に携わっておられる馬場拓也講師に、十勝管内で木育を広げていくために一緒にできることはありませんか?と持ちかけました。そして、意見交換する中で提案された1つのアイディアが、赤ちゃんの「歯固め」として、自治体からドーナツ型の木製品を提供するというものでした。

191101赤ちゃんと森の輪

191102森の輪ロゴ

191103森の輪と袋

ウッドスタートという言葉があるように、赤ちゃんの誕生祝いに木の椅子や玩具などをプレゼントする取組自体は、それほど目新しいことではありませんが、「森の輪」は、大きさも小さく形状がシンプルなだけに、制作費用が比較的安価で済むこと、樹種を自由に選択できる、自治体の規模にかかわらず取り組みやすいなどの特徴があり、直感的に面白そうと感じました。
そこで6月25日、馬場先生のほか「帯広の森・はぐくーむ」施設長で木育マイスターの日月 伸さん、保育の現場に長年の勤務経験があり現在は帯広大谷短期大学で馬場先生とともに保育士育成に携わっていらっしゃる西野経子先生、看護師で育児休業中の松本友香さんと私たち森林室の木育担当者が「はぐくーむ」に集まり、「すくすく十勝応援プロジェクト『森の輪(wakko)』と名づけたプロジェクト委員会を発足し、「森の輪」の普及に向けた活動をスタートすることになりました。
「森の輪」を贈るということには、赤ちゃんが初めて木と出会う機会を提供し、握ったり舐めたりすることで木の手触りや温もりを感じながら健やかに成長していってほしい、と同時に親御さんには、赤ちゃんが舐めたり噛んだりして遊んだ輪を大切にお手入れしながら使っていただくことで、木の扱い方や木製品の良さを実感するきっかけにしてほしいという願いが込められています。そうした「木と人」とを直接つなぐツールとしての役割はもちろんのこと、地元の木を材料に使うことで、その木がどんな場所でどのように成長してきたのか、どのように伐採されたのか、どんな人がそれを加工したのか、どんな人が赤ちゃんにプレゼントするのか…など、「森の輪」にまつわる様々なエピソードを加えていくことで、木の価値を改めて見直すこと、人への思いやりの気持ち、地域への愛着心など、様々な価値観を重ねていくことができます。まさに、木と人、人と人、地域と人 とをつないでいく「森の輪」は、可能性を秘めた木育ツールです。
詳しくは・・・http://www.morinowakko.com


191104森の輪複数191105HP_QRコード


今年、先鞭を切って取り組んでくださることとなったのは上士幌町と池田町で、8月から新生児への配布が始まりました。また、地元NPO等が中心となって市民からのプレゼントとして10月から実施しているのが夕張市。そしてプロジェクトによる情報発信や役場への働きかけが功を奏して、来年1月から配布してくださることとなった広尾町。さらに、来年度からの事業としていくつかの町で検討していただいており、少しずつ「森の輪」ネットワークが広がりつつあります。

191106上士幌の配布3

191107上士幌の配布2

191108上士幌1

自治体から提供する方法だけでなく、個人の方にも「森の輪」の良さを体感していただき、手に入れることができるよう10月にプロジェクトとして初めてのワークショップを実施しました(十勝森林室も道事業として支援)。10組の親子がクルミの実のオイル塗装とやすりがけを体験した後、お母さんに抱かれた赤ちゃん達が思い思いに「森の輪」を手にしている様子には、そばで見ているだけでとても幸せな気分に浸れました。

191109WS様子

191110森の輪WS

たまたま十勝で始まった活動ですが、エリアもメンバーも限定してはいません。5人でスタートしたプロジェクト委員も、10月には帯広で子育て支援の活動を積極的に展開しているNPO法人「ぷれいおん・とかち」理事長の今村江穂さんが加わりました。趣旨に賛同し、活動に参画していただける方がいらっしゃれば、どんどん繋がっていきたいと思います。ご興味のある方がいらっしゃいましたら、気軽に声をかけてくださると嬉しいです。 
活動が始まってようやく半年。これからも「森の輪」を通して、北海道の木育が広がっていきますよう、地道に活動を続けていきたいと思っていますので、皆さん、どうぞよろしくお願いいたします。


◆十勝総合振興局/木育ファミリー運営委員
濱田 智子

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