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木育は、視野偏狭であってはならない -  2021.11.15 Mon

木育異端児の天声樹語(4)

わたしたちは
ありとあらゆるところで
木の恵みを受けている。

水、空気、家、家具、箸、お茶、薬、ゴム、癒しの空間など
あげると切りがないほど多い。
つまり、何をしても木育につながる。

だから
「あれも木育、これも木育」
と言える。

木育界では
これらを、2つの色で表現している。

木材との、ふれあいは「茶色の木育」
生きている樹木との、ふれあいは「緑の木育」

では
木育異端児デニーロさんは
何色の木育なのか?

わたしは ≪ ピンクの木育 ≫

言葉の響きだけだと
おふざけに聞こえるが
中身は至って真面目な
心(ピンク)に焦点を当てた木育である。

20211101.jpg

20211102.jpg

心理学の投影法をベースに
コーチングや各種セラピーを
取り入れて作った
樹木を用いて内観する手法である。

能動的に、自分の心へアプローチし
自身で気付かなかった自分に出会う。
従来の漠然とスッキリする
受動的な、癒しの森林散策とは違う
新しい森の歩き方である。

セラピストや心を扱う職業の人
精神世界を深く理解している人達からは
好評であるのだが…

このピンク色は
茶色と緑色の陣営からすると
なかなか理解しがたいようだ。

都合の良いことだけを受け入れて
地に足がついていない「ふわスピ」や
いつまでたっても悩みが尽きない
ジメっと感が強い「湿【しめ】リチュアル」など
心や精神世界の本質を理解していない人達と
一緒にされるのは、とても心外である。

決して巷に溢れている
チープなスピリチュアルではない。

この捉え方のギャップは
≪観点の違い≫で起こる。

木育業界に限らず世間一般的に
≪ どこを、どこから、どのように見るのか ≫
は、物事の本質を捉えるうえで
とても重要なことである。
知らずに否定は、バカのはじまりと言えよう。

わたしは、
複数回の異業界転職、
多趣味、コミュニティの数々によって
一般の人よりも多角的な視点を
取り入れられていると思う。

ピンクの木育ができたのは
たくさんの
人・モノ・コトと出会えた
おかげである。

20211103.jpg

木育の良さは
自分の感性で好きな色の活動が
できることではなかろうか。

さらなる木育の発展には
木育に関わる人々の
観点の豊かさに
かかっていると思う。



◆木育マイスター デニーロ石谷

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