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木育の種、咲かせた花〜第12回本道発祥の木育を全国発信したい ~第44回全国育樹祭のコンセプトは「木育」 -  2024.03.17 Sun

”皆様、「木育」という言葉をご存じでしょうか?”
2021年(R3)10月10日午前10時、秋篠宮皇嗣同妃両殿下にオンラインによりご臨席いただく中、札幌市豊平区の「北海きたえーる」で開催した『第44回全国育樹祭』の記念式典は、司会進行役のHTBアナウンサー佐藤良嗣さんのこのクエスチョン(?)で幕開けしました。

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実はこのフレーズ、大会準備を担当した私たち全国育樹祭推進室が4年間にわたって道民の皆様に問いかけ続けた言葉でもあります。
そして、返答として期待した言葉は “もちろん知っています” だったのですが、育樹祭推進室が準備室として立ち上がった2018年(H30)当時は “木育って何なのですか?” “木を育てるという意味ですか?” などと問い返される場面も多くあり、私たちは、先んじてやるべき課題が目の前にあることを知らされたのです。
それからは、木育とは?
”子どもの頃から森や木とふれあい、豊かな心を育むこと”
“木とふれあい、木に学び、木と生きること“
などと「北海道の木育」ならではのフレーズをあれこれと駆使しながら木育をPR。大会本番前の2年間には、全道の振興局と地元の木育マイスターや行政・教育機関、企業・団体等との連携による木育イベントの実施を呼びかけ、道民の皆様が身近な場所で木育を体感できる取組を道内各地で精力的に進めてもらいました。
全国育樹祭は、森を継続して守り育てていくことの大切さを次の世代に伝えていくという明確な目標のもと、毎年、都道府県の持ち回りで開催されている行事ですが、1987年(S62)以来34年ぶり2度目の北海道大会には、本道発祥の「木育」の意義を全道、全国へと広く発信していくという「独自の目標」、「大きな狙い」があったのです。

2022年11月、木育ファミリー事務局から、リレーエッセイ「木育の種、咲かせた花」への執筆(テーマ:第44回全国育樹祭)の話をいただきました。
新型コロナウイルスとの戦いにもなった本大会。本番に至るまでには、開催の1年延期(R2→R3)、招待者の大幅な縮小(約3.500人→約700人:リモート参加約130人含む)、関連行事の一部取り止め、両殿下のご来道断念など、前例のない想定外の出来事もあり、何処に焦点を充てて記すべきかとても悩みましたが、育樹祭は文字通り「祭」でポジティブな存在。式典の中で私が感動した3つのメッセージを多くの道民の皆様に届けてあげたいとの思いに至り、その紹介をもってエッセイに代えることにしました。

一つ目のメッセージの紹介です。
● 秋篠宮皇嗣殿下のビデオメッセージ  
木や森林との触れ合いを通じて豊かな心を育む「木育」を、全国に先駆けて提唱し取り組んできた北海道で、百年先を見据えた森林づくりが道民との協働により弛みなく進められていることには、大きな意義を感じます。


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超大型スクリーンに映し出された秋篠宮皇嗣殿下からの感動的なお言葉。私は、北海道民の一人として、心の底から誇らしい気持ちになりました。
北海道で生まれ、道民の手で大切に育てられてきた「木育」を、史実として国民の象徴である皇室と共有できた瞬間。体が震えました。

二つ目のメッセージ。
● 次期開催県 広瀬大分県知事のあいさつ  
北海道の多くの方々が、木育の理念のもとに真摯に森づくりに取り組んでおられる姿に、深く感銘を受けました。


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とても光栄なお言葉。北海道の取組が南国九州圏の知事にも評価され、「木育」の全国への広がりを確信しました。
「北海道の木育」に関わってこられた全ての皆さん。この2つのメッセージは、皆さんが地道に撒いてきた「木育の種」がしっかりと芽吹いて花を咲かせ、そうした取組の輪が着実に広がっている証に他なりません。
これまでのご努力とご活躍に、心より敬意を表させていただきます。


“ 「北海道の木育」をどのように説明すれば良いのか迷ったことはありませんか? ” 
これは木育に関わる皆さんへの私からのクエスチョン(?)です。

最後に紹介する三つ目のメッセージは、その迷いを払拭させてくれるものです。

● TEAM NACSリーダー 森崎博之さんのメッセージ 
私たちは今、豊かな森林に恵まれた北海道で、様々な可能性にチャレンジし続けています。
子どもの頃から木に触れて、身近に感じることで豊かな心を育てたい。
木とふれあい 木に学び 木と生きる「木育(もくいく)」です。
「木育」を身近なものとして感じるキーワードは「つながり」。
木と森のつながりを見つけ、人と森のつながりを考える。そして、木育の活動を通じて人と人のつながりを生み出す。
森の木から木材へ。そして、木材からできたものを人の暮らしへ。その「つながり」に触れることで、私たち人間が多くの命と共存しながら、自然の一部として生きていることを実感します。


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式典メインアトラクション「木育の開花 北の大地から未来へ そして全国へと」の中でナビゲーター役のTEAM NACSリーダー森崎博之さんが放った渾身のメッセージ。
このメッセージを耳にした時、私の頭の中にあったモヤモヤが一気に晴れたのです。
皆さんは如何でしょうか?
第44回全国育樹祭は、様々な方々の温かい応援のお陰で成功裡に終えることができました。そして、4年に及ぶ一連の取組を通じ、道民の皆様によって育てられてきた「北海道の木育」の意義と、豊かな自然の存在に感謝し、様々な “つながり” を大切にしながら「木育」を未来につなげていきたいという道民の想いを、全道、全国へと広く発信できた。私はそう信じています。

“ 次は、世界の方々が「MOKUIKU(木育)」という言葉を口ずさむ姿を見てみたい ”
欲張りな私の「木育」への想いは、これからも際限なく広がっていきます。

<終わりに>
大会当日にYouTubeライブで配信された映像等は、今でもそのまま観ることができます。本道発祥の木育の歴史の一部として、くつろぎの時間にご視聴いただければ幸いです。

You Tube「第44回全国育樹祭チャンネル」はコチラ

「北海道の木育」を生み育ててくれたオピニオンリーダーの皆さん、そして全道各地で木育活動に汗を流されている皆さん、「二十歳の木育~next10」での益々の活躍をご期待しております。


◆北海道空知総合振興局森林室 佐々木 裕明
(大会開催当時:水産林務部全国育樹祭推進室) 

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