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しらかんばの「タネ」 -  2018.09.17 Mon

「しらかんばずかん」9月号

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わが子が巣立ってゆくとき、あなたはその子に道中に困らないだけの食糧を授けますか?それとも、遠くへはばたける翼を授けますか?
しらかんばが選んだのは後者です。しらかんばのタネは旅するタネです。親木から授かった「軽さ」と「翼」のおかげで、風に乗って遠く離れた新天地を求めて長い距離を飛んでいくことができるのです。

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軽さをもとめた代償は、親から持たされる養分の少なさです。クルミやドングリのように、たっぷりの栄養を持って親離れしてきたタネとは比べ物になりません。
小さなタネに含まれるわずかな養分を使って小さな小さな双葉を開くと、その後は早々から自活生活が始まります。これがしらかんばに授けられた宿命です。
しらかんばのどんな大木も、もとは一粒の小さなタネから芽生え、育ってきたものです。見上げるような大木と、小さなタネを見比べ、思いをはせてみてください。


◆帯広の森はぐくーむ/木育マイスター 日月 伸

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