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しらかんばの「黄葉」 -  2018.10.18 Thu

「しらかんばずかん」10月号

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秋、紅葉(黄葉)の季節です。
木々がどの部分の葉から色づくのか、考えたことがありますか?
答えはいろいろです。内側から色づくもの、外側から色づくもの、色づかず黒ずんで葉を落とす種類の木もあります。

しらかんばの色づきは、内側からです。紅葉(黄葉)とはいわば葉の老化現象ですが、しらかんばの場合、春一番に一斉に葉を開いた後で、枝をさらに先に伸ばし、そこに新しい葉を順々に開いていきます。つまり、枝の先端の方の葉ほど、まだ若いということなのです(詳しくはしらかんばずかん8月号「しらかんばの葉」を参照ください)。先に開いて早くに老化が訪れる内側の葉は早々に色づき、遅れて出てきた外側(先端)の若い葉は遅れて色づくというわけです。

内側の葉が色づき、遅れて先端の葉が色づいてくるころには、内側の葉は落葉してしまいます。その後、先端の葉も落葉し、しらかんばは今シーズンの店じまい。
長く、厳しい冬が、一歩一歩と近づいてきています。


◆帯広の森はぐくーむ/木育マイスター 日月 伸

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