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「森の輪(わっこ)」プロジェクト -  2019.11.20 Wed

『森の輪(wakko)プロジェクト』のご紹介

木育は、つながりのキーワード。 
今年から始まった「すくすく十勝応援プロジェクト『森の輪(wakko)』の活動を通して、まさに木育の「つながり」が広がっていくのを実感しています。
今年の4月、札幌(道庁森林活用課)から十勝(森林室)に転勤した私は、帯広大谷短期大学で学生達に指導する傍ら、木工アーティストとして木製品の開発等に携わっておられる馬場拓也講師に、十勝管内で木育を広げていくために一緒にできることはありませんか?と持ちかけました。そして、意見交換する中で提案された1つのアイディアが、赤ちゃんの「歯固め」として、自治体からドーナツ型の木製品を提供するというものでした。

191101赤ちゃんと森の輪

191102森の輪ロゴ

191103森の輪と袋

ウッドスタートという言葉があるように、赤ちゃんの誕生祝いに木の椅子や玩具などをプレゼントする取組自体は、それほど目新しいことではありませんが、「森の輪」は、大きさも小さく形状がシンプルなだけに、制作費用が比較的安価で済むこと、樹種を自由に選択できる、自治体の規模にかかわらず取り組みやすいなどの特徴があり、直感的に面白そうと感じました。
そこで6月25日、馬場先生のほか「帯広の森・はぐくーむ」施設長で木育マイスターの日月 伸さん、保育の現場に長年の勤務経験があり現在は帯広大谷短期大学で馬場先生とともに保育士育成に携わっていらっしゃる西野経子先生、看護師で育児休業中の松本友香さんと私たち森林室の木育担当者が「はぐくーむ」に集まり、「すくすく十勝応援プロジェクト『森の輪(wakko)』と名づけたプロジェクト委員会を発足し、「森の輪」の普及に向けた活動をスタートすることになりました。
「森の輪」を贈るということには、赤ちゃんが初めて木と出会う機会を提供し、握ったり舐めたりすることで木の手触りや温もりを感じながら健やかに成長していってほしい、と同時に親御さんには、赤ちゃんが舐めたり噛んだりして遊んだ輪を大切にお手入れしながら使っていただくことで、木の扱い方や木製品の良さを実感するきっかけにしてほしいという願いが込められています。そうした「木と人」とを直接つなぐツールとしての役割はもちろんのこと、地元の木を材料に使うことで、その木がどんな場所でどのように成長してきたのか、どのように伐採されたのか、どんな人がそれを加工したのか、どんな人が赤ちゃんにプレゼントするのか…など、「森の輪」にまつわる様々なエピソードを加えていくことで、木の価値を改めて見直すこと、人への思いやりの気持ち、地域への愛着心など、様々な価値観を重ねていくことができます。まさに、木と人、人と人、地域と人 とをつないでいく「森の輪」は、可能性を秘めた木育ツールです。
詳しくは・・・http://www.morinowakko.com


191104森の輪複数191105HP_QRコード


今年、先鞭を切って取り組んでくださることとなったのは上士幌町と池田町で、8月から新生児への配布が始まりました。また、地元NPO等が中心となって市民からのプレゼントとして10月から実施しているのが夕張市。そしてプロジェクトによる情報発信や役場への働きかけが功を奏して、来年1月から配布してくださることとなった広尾町。さらに、来年度からの事業としていくつかの町で検討していただいており、少しずつ「森の輪」ネットワークが広がりつつあります。

191106上士幌の配布3

191107上士幌の配布2

191108上士幌1

自治体から提供する方法だけでなく、個人の方にも「森の輪」の良さを体感していただき、手に入れることができるよう10月にプロジェクトとして初めてのワークショップを実施しました(十勝森林室も道事業として支援)。10組の親子がクルミの実のオイル塗装とやすりがけを体験した後、お母さんに抱かれた赤ちゃん達が思い思いに「森の輪」を手にしている様子には、そばで見ているだけでとても幸せな気分に浸れました。

191109WS様子

191110森の輪WS

たまたま十勝で始まった活動ですが、エリアもメンバーも限定してはいません。5人でスタートしたプロジェクト委員も、10月には帯広で子育て支援の活動を積極的に展開しているNPO法人「ぷれいおん・とかち」理事長の今村江穂さんが加わりました。趣旨に賛同し、活動に参画していただける方がいらっしゃれば、どんどん繋がっていきたいと思います。ご興味のある方がいらっしゃいましたら、気軽に声をかけてくださると嬉しいです。 
活動が始まってようやく半年。これからも「森の輪」を通して、北海道の木育が広がっていきますよう、地道に活動を続けていきたいと思っていますので、皆さん、どうぞよろしくお願いいたします。


◆十勝総合振興局/木育ファミリー運営委員
濱田 智子

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