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むかわ木育の学校のこと -  2021.06.14 Mon

木育ファミリーの拠点である「むかわ木育の学校」。これまで多くの方々と交流を深めたこの学校ですが、コロナ禍の影響でここでの活動がすっかり途絶えてしまっています。コロナ禍の収束の姿は未だに見えてきませんが、活動再開に向けて準備していきたいものです。

私がこの学校と関わりを持ったのは、2012年の総会から。ちょうど木育ファミリーがグリーンウッドワーク(GWW)の活動を始めた時期と重なります。自分が木育に対してどのように取り組んでいこうか、糸鋸を使った木工を中心に活動していたものの木育とはちょっと違うかなと思っていた頃にこの学校でGWWと出会いました。そして、その年にGWWの用具の組み立ての手伝いをしたことをきっかけに、「北のグリーンウッドワーク・スキルアップ研修」への参加、また削り馬を使った各種イベントでの手伝い、さらには自作で削り馬を制作し出展しながら木育の普及にあたってきたところです。

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自作の削り馬

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ツリー作り

しかしながら、GWWを取り入れながら木育の普及にあたっている人はまだ多いとはいえず、木育マイスター育成研修でもGWWが講義の中に取組まれていますが、木育マイスターでも実践されている方は少ないと感じています。これは、自前の用具を持っていないことや材料が手に入れられないことなどが積極的な取組の妨げになっていると思われます。
これまでのイベント出展等で私自身が感じたことは、子どもたちが作るものに関係なく削り馬を使って木を削っている時の体験こそが木とのふれあいの入口ではないかと。この取り組みはもっと広げていかなければならないと。

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削り馬体験

私が「木育」のあり方を学んだ場所で、今度は皆さんに同じような気持ちになって欲しい、言わば恩返しをしていかなければならないと考えています。
今、むかわ木育の学校には、GWWを実践していただける道具が備わっており、使えなくなってしまっていたストーブも町のご好意で新しいものに替えていただき、年中この教室を利用することも可能になりました。

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足踏みロクロ

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木育ファミリー教室

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新しいストーブ

コロナ禍で先の見えない状況は続きそうですが、私としてはこの学校を拠点としてGWWを活用しながら、木育の普及のための勉強会などを開催しますので、是非ご参加ください。



◆木育ファミリー代表運営委員 齊藤 文美

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