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木育ランチのご案内(終了後/木育ファミリー総会) -  2019.06.20 Thu

毎年の総会では、むかわ町の皆さんにBBQを用意していただきましたが、今年は私達が震災で大変だった地元の皆さんに木育ランチを企画しました。穂別産米とキノコ、春に採った山菜と桜で「木育ちらし寿司」と「キノコ汁」を作ります。枝を使った、懐かしい遊びも楽しめます。
町外の方も(家族連れも)歓迎なので、どうぞ気軽にお越しください!

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◆木育ランチ
日時:令和元年6月29日(土) 11:30~14:00
場所:勇払郡むかわ町穂別和泉 むかわ木育の学校(旧和泉小学校) 
参加費:無料

「桜の花と山菜の木育ちらし寿司」「キノコ汁」

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「ぶんぶんごま」と「枝ケン(枝のけん玉)」作りもできます!

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お問合せ:木育ファミリー(KEM工房内)
メール family@mokuiku.net  TEL 011-855-5510

◆木育ファミリー総会 14:00〜15:00

冬のコートを脱ぎ捨てて(2/2回) -  2019.06.20 Thu

前回の続きです。

【エゾヤマザクラ】
花ばかりが持てはやされ、花が散ってしまったら見向きもしてくれないエゾヤマザクラ。春の葉っぱはきれいなんだけどね。

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淡い緑色が森の中を覆う。オオバボダイジュやアズキナシはその代表かな。
芽鱗の色とのコントラストが好きです。

【オオバボダイジュ】
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【アズキナシ】
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【コシアブラ】
秋にはクリーム色の葉になるコシアブラの開葉は秋のイメージとは異なり、産毛が生えているようにふわふわした柄と葉っぱ、そして冬芽にこんなに蓄えられていたかというぐらい多くの葉っぱが飛び出してくる。
それはハリギリも同じですね。コシアブラを見かけたら、思わず「天ぷら!」と叫んでしまいますが、あくまでも観察ということで、我慢我慢。

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そして、新緑の時にしか味わえない光と樹木の演出に心躍らされます。
【イタヤカエデ】の舞い
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【アオダモ】赤い縁取りが印象的
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【オオカメノキ】シウリザクラを背景に
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まだまだ、紹介しきれないぐらい樹木のお目覚めはありますが、私が春を一番感じられるのは何といっても森の中。樹木の目覚めをダイナミズムと呼ぶに相応しいかは皆さんの捉え方にもよりますが、樹木という生命が躍動感たっぷりで演出してくれる森に正解も答えも必要なく、ありのままで感じられる春がそこにあります。
今年は逃してしまった方も来年は春の森の中に入って、樹木のダイナミズムを感じてください。

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◆ようてい木育倶楽部 齊藤 文美 

しらかんばの「樹皮」 -  2019.06.20 Thu

「しらかんばずかん」6月号

幾分かの湿度をたたえた白樺林でした。
白樺の幹にナイフで切れ目を入れると、そこからフワーッと、まるで浮きあがるように樹皮がめくれていきました。
数年前の夏、白樺樹皮細工の作家さんにご一緒していただき、初めて樹皮採取をした時の記憶は今も鮮やかです。樹皮をはぎ取った後の白樺の幹は、しっとりと冷ややかで木の静かな生命を感じたような気がしました。
白樺の樹皮はしなやかです。でも、それで編み上げたカゴはとても丈夫で、何年も使い続けることができます。
北の大地に真っ先に芽を出し、根をはって、やがて林をつくる、パイオニア(開拓者)ツリーとも呼ばれる白樺。しなやかさとたくましさは、白樺の木そのものの生き様にも重なるような気がします。


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◆帯広の森はぐくーむ/木育マイスター 日月 伸

しらかんばの「芽生え」 -  2019.05.15 Wed

「しらかんばずかん」5月号

木々が芽吹き、日に日に緑がこくなってきました。
そして、春は多くの木々の「タネの芽生え」の季節でもあります。

北国に育つ木々の多くは、夏から秋にかけてタネが成熟して地面に落下し、そのまま冬をタネの状態でやり過ごし、春を迎えてから発芽します。
秋に芽生えないのは、芽生えた状態で厳しい寒さの冬を越すのは非常にリスクが高いからと考えられます。

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ですが、この点でシラカンバはちょっと変わりダネです。
シラカンバのタネは夏ごろから成熟して地面に落下し、そのまま越冬してから春に発芽するものもあるのですが、一部は秋のうちに発芽します。
秋に発芽した場合、冬を越せないリスクはあるものの、その年の冬の寒さがさほどでなく無事越冬できた場合には、成長のスタートが早かった分、春に芽生える他の植物よりも早く大きくなれる可能性があるのです。

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春に発芽するメリットとデメリット、秋に発芽するメリットとデメリット。
それらを両方に分散して賭けることで、子孫を残す確率を高めているのだとか。
シラカンバの生き様、なかなか巧妙です。

(追伸)これは、文字通り地面をはいつくばって調査された故小山浩正さん(当時の北海道立林業試験場)の研究成果です。学生のころ、集中講義でこの研究成果をドラマチックに紹介してくださった記憶は今も鮮明です。


◆帯広の森はぐくーむ/木育マイスター 日月 伸


冬のコートを脱ぎ捨てて(1/2回) -  2019.05.15 Wed

長かった冬がやっと幕を閉じ、人々は春の装いへと変化してきました。しかし、この時期は、「花冷え」、「リラ冷え」と呼ばれる寒い日もあり、タンスにしまい込んだ冬服を思わず取り出してしまうこともあります。
着込むことで寒さを凌ぐ。人間はその時々において気温の変化に対応していきますね。

一方、樹木はどうでしょう。
多くの樹木は毎年同じようなことを繰り返しながら成長しますが、冬に入る前に芽は伸長せず、翌年の準備をし休眠するという堅実な戦略をとります。この戦略は冬芽と呼ばれ、冬芽には翌年伸びる茎や葉がいっぱい詰まっています。そして、冬芽は芽鱗(がりん)というものに覆われ、寒さや乾燥から守られています。言わば冬のコートのようなものですね。
芽鱗の数は樹木によって違う。サラッとコートを羽織ったりするもの、これでもかというぐらい着込んだり、樹木ごとの戦略を見るだけでも楽しめます。人間は寒くなってから重ね着したりするのに、樹木って何故季節を把握しながら対応できるのか、その不思議さには驚かされます。

【キタコブシ】冬芽
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遠くに見る山々の移り変わり、そして間近で感じられること、さらにお花見で楽しむ。春の感じた方は人それぞれですが、自分の春の感じ方はダイナミズム。そんな春の感じ方を紹介いたします。

日が長くなり、太陽の位置も高さを増し、森の中は陽射しがたっぷりと注ぎ込まれ、いよいよ樹木たちはお目覚め開始。樹木は一斉に目覚めるのではなく、何故かタイムラグがあるのも不思議です。冬芽が膨らみ出し、冬のコートを脱ぎ捨てながら、閉じ込められていた葉っぱや花が開く。芽吹きは樹木によって全く違いますね。急いで葉を開くもの、先に花が咲くもの、花と葉を同時に開くもの、樹木の戦略は様々です。多種多様な森だからこそ楽しめることは多いかもしれません。
それでは、名優たちの演出を楽しんでください。

【シウリザクラ】
これを見ないと春が来たという気がしない、最も好きなのはシウリザクラ。まだ、森の中で寝ている樹木が多い中、この樹木のお目覚めは早い。まるで、俳優のように自己表現をしながらのひとり舞台。演出も派手ですね。赤みを帯びた葉っぱが開き出し、オレンジ色へと変化し淡い緑色へと変わる。芽鱗は花弁のようにも見え、変幻自在の演出はお客さんを魅了しますね。

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【ホオノキ】
元気の良さでは負けず劣らずの樹木。ホオノキの開葉も見ごたえがありますね。一際大きなコートを脱ぎ捨てて開葉する姿は何とも勇ましい。

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その一方で、うなだれ気味で開葉するものもある。葉っぱの形も影響しているのかもしれませんが、カエデ類の葉の出始めは「もうちょっと元気を出して!春なんだから」と声を掛けたくなりますね。

【イタヤカエデ】
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【ハウチワカエデ】
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【ヤマモミジ】
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他にもうなだれて開葉する樹木たち。
 
【ミズナラ】
うなだれの代表格はミズナラでしょう。茎の部分に押し上げられ、嫌々出ているようにも見えますね。

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【ハリギリ】
ゆくゆくは巨大化するハリギリの始まりは控えめ。

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次回に、続きます。


◆ようてい木育倶楽部 齊藤 文美

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